心と身体の関係について(2)

  (病気の原因の大半は心の状態)

 病気とは気の病と書きます。「病は気から」ともよくいわれます。しかし、すべての病気がそうであるとはいえないようです。

たとえば、物理的な外部要因によるケガとかウイルスによる病気は別です。ただ、ケガやウイルスによる病気も油断の心があったためと言えなくもありません。いずれにしろ大半の病気は心が原因しているのではないでしょうか。

それも悪しき心が顕在化してきたのではないでしょうか。

 もちろん逆に、身体が悪くなって、心の方も悪くなる場合もあり得るでしょう。

体が不調になると、愚痴や不平不満が出やすくなり、心も悪くなる場合があります。

そして悪循環を繰り返します。また「健全なる精神は健全なる身体に宿る」とも言われます。

 しかしながら、これはあくまで従と考えるべきもので、主とすべきは先ず心の方でしょう。

 心が原因で病気になる例としては、ストレスや過度の緊張により胃が痛むことや、
ひどい場合には、胃炎や胃潰瘍になることなどがあります。また長年の暴飲暴食や運動不足によりいろいろな病気を併発する場合もあります。

いわゆる生活習慣病といわれているものです。個人差はあるでしょうが、これなども自分を律することを知らない心や怠慢の心が原因といえるでしょう。

 ガンなども長年のストレスまたは破壊的な憎しみの心、あるいは自己破滅的な心などが影響してガン細胞として顕在化してきたのかもしれません。

現在では、各国において喫煙とガンとに密接な関係があるとの研究報告がなされています。確かに煙草には発ガン性物質が含まれているのでしょう。

ただ喫煙してガンになるのは発ガン性物質だけによるものではないように思われます。

これはかってな推論ですが、心のあり方も影響しているのではないでしょうか。中毒性の煙草を飲み続けるというのは、ずっと不安、心配、ストレスなどの溜まりやすい生活を送っているからだと考えられますが、それがガンを生み出す一要因になっているのではないかと思われます。

その心のあり方と発ガン性物質との相乗効果により、ガンが発生しやすくなっているとも考えられます。

今後の医学の発達に期待したいと思います。

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