家庭は社会の縮図であるとよくいわれています。
家庭の中には、社会の、先輩・後輩あるいは上司・部下といった縦の関係、友達・同僚・仲間あるいはグループといった横の関係、男女の役割(*ジェンダーフリーの問題はここでは触れないことにします)といったものの縮図が投影されています。
親子、兄弟姉妹、夫婦、家族間の関係がこれに相当します。
親が意識していようがいまいが、子供は家庭の中でこれらの関係を学んで成長して、社会へ出ていきます。
従って、どのような大人になるか、親の責任は重大です。
子供を育てる時は、親はこのことをよく意識して育てる必要があるでしょう。
子供は親のことをよく見ているものです。そしてよく真似もします。親が言っている言葉を真似してそのまま口にすることがよくあるものです。
親が常々悪い言葉を吐いておれば、子供も真似します。
夫婦げんかが絶えなかったり、いつも夫、あるいは妻に対して不平、不満を言っていませんか。
身内という甘えもあり、感情がストレートに出てしまい、つい悪い言葉を吐きやすくなります。
悪い言葉が出そうになったら、ぐっと思いとどまり、ブレーキをかける必要があります。
親しき中にも礼儀ありです。
また兄や姉に対しては弟や妹の面倒をよくみるように言い、弟や妹に対しては、兄や姉の言うことをよく聞くようなことを教えてやる必要があるでしょう。
親がこれらを意識して子供をしつけさえすれば、ちゃんとした大人になっていくと思います。
「三つ子の魂百までも」といいます。特に幼少期のしつけは大切です。
本テーマ完