「ユーモアセンスを身に付けるには」

ユーモアセンスは、人間関係やコミュニケーションをよくし、病気の予防や治療にも役立つと言われています。 では、このユーモアセンスを身に付けるにはどうしたらよいでしょうか。 一番目の方法としては、相手の気持ちがよく分かる、相手の立場に立って考え…

「行き過ぎた厳罰主義」

犯罪防止のために、刑罰を重くすれば、犯罪や重大犯罪が減少するのは事実です。また再犯防止にも効果的です。 ただしこれは、ある程度までです。厳罰化と犯罪の発生には平衡点が存在するのではないでしょうか。 行き過ぎた厳罰化はそれほど効果がないように…

「夢をかなえる」

中国の故事「韓信の股潜り」は、大志を抱く者は、小さな恥辱に耐えなければならないという教訓です。漢の高祖を助けて天下統一の功績のあった名将の韓信は、青年時代に、町のやくざの若者から侮辱を受けたが、よく我慢してその股の下をくぐったという故事か…

「習慣を長続きさせるコツ」

いつも何かを長期間継続しようと思って、始めてみてもすぐに3日坊主で終わってしまい、自分に嫌気がさし、ジレンマを覚えたことのある方もたくさんおられることと思います。 私の場合、昔、会社の健康診断で生活習慣病(当時の成人病)のきらいがあるといわ…

「行き過ぎた結果主義、成果主義」

最近では、企業において、従来の年功序列が次第に崩れ、成果主義、結果主義が欧米にならって採用されるようになってきました。これは経済がグローバル化し、規制緩和等で競争が厳しくなったこと等と関係がありそうです。 これはこれで、歓迎すべきことかもし…

「家庭は社会の縮図」

家庭は社会の縮図であるとよくいわれています。 家庭の中には、社会の、先輩・後輩あるいは上司・部下といった縦の関係、友達・同僚・仲間あるいはグループといった横の関係、男女の役割(*ジェンダーフリーの問題はここでは触れないことにします)といった…

「学校では教わらないこと」

一般に人をみてみると、学校の学力や成績がよかったからといって社会へ出て必ずしも成功するとはかぎらないようです。 社会へ出てから成功するには学力以外に、「人間としての信用や信頼感がある、考え方が明るい、積極的で建設的である、陰で悪いことをしな…

「完璧主義」

「完璧主義」や「完全主義」は聞こえはいいのですが、これを人生の生き方にパーフェクトに適用するのはかなり難しいようです。 世の中は、なかなか自分の思うとおりにはいかないことも多々あるので、完璧にやろうとすれば、歪みもいろいろと出てきます。 完…

「某会社の経営理念」 

企業にはたいていその会社の経営をやっていく上での基本的考え方や経営方針、経営哲学を数項目で表した「経営理念」といったものがあります。 国でいえば憲法がこれに近いかもしれません。経営理念をみれば、たいてい会社の経営者や創業者の考え方が分かりま…

「媚び」

「上に媚び、下に傲慢、という種類の人物は、自分の智略、器量に自信がない証拠である。」(「最後の将軍」文庫本P.74より、司馬遼太朗) 確かにこういうことはいえるだろうと思います。たとえば現代でいえば、会社などの職場においても同じようなことがい…

欲は身を滅ぼす

・「欲深な者は欲のためによく働きはするが、しかし欲に気がとられて物事をありのままに見ることができなくなり、ついに身を滅ぼす」(播磨灘物語、司馬遼太郎) ・「おごる心があれば、見えるべきものも見えなくなる」(箱根の坂、司馬遼太郎) ・「私心が…

人には4つのタイプがある。(4)

前回はタイプ3の「自分に厳しく、人にも厳しい」タイプについて述べました。 今回は最後のタイプ4の「自分に厳しく、人には優しい」タイプについて述べます。 この四つのタイプの中では、このタイプ4が一番好ましいように思われます。 人間にはいろいろな欲…

人には4つのタイプがある。(3)

前回はタイプ2の「自分に甘く、人にも優しい」タイプについて述べました。 今回はタイプ3の 「自分に厳しく、人にも厳しい」タイプについて述べます。 自分に厳しく、欲に振り回されることなく、自分を厳しく律していく生き方、すなわちストイックな生き方は…

人には4つのタイプがある。(2)

前回はタイプ1の「自分に甘く、人に厳しい」タイプについて述べました。今回はタイプ2の 「自分に甘く、人にも優しい」タイプについて述べます。 このタイプの人はひとことでいえば、成長、発展がありません。それは自分だけではなく、人もだめにしてしまい…

人には4つのタイプがある(1)

人を優しさ、厳しさの面から分類すると4通りに分けられるようです。 4回シリーズでこのテーマで話していきたいと思います。 人のタイプには4通りあります。自分自身も含めて、人はどうしても自分には甘く、人には厳しくなるようです。 例えば自分に都合のよ…

ひとは欲で動く

「ひとは欲で動き名誉心もまた欲望の上に載っかっているということを、いわばひどく質朴な哲学ながら、かたくそれを持していた」(播磨灘物語、司馬遼太郎より) 今回は欲について考えます。 欲といえば、あまり響きがよくないかもしれませんが、確かに、世…

性善説と性悪説、どちらが正しいか(2)

前回では、性悪説よりは性善説をとった方が、希望が持てるというようなことについて、述べました。さらに続けます。 世の中の人たちが全員、本質的に悪の心を持っているとしたならば、お互いに人が信用できなくなり、猜疑心に満ち満ちたそしてギスギスとした…

性善説と性悪説、どちらが正しいか(1)

今回より2回シリーズで本サブテーマについて話してまいります。 人をみるのに、二通りの見方があります。 性善説と性悪説と言われているものです。 性善説とは、人間の本性を善とみる説であり、すべての人間の心には善へと向かう方向性が内在するとしていま…

口は一つ、耳は二つ、なぜ?(3)

(傾聴の効果) そういうことであれば、意識的にこの自己顕示欲を少し押さえて、できるだけ聞き手にまわるように努力してみてはどうでしょうか。 他人にはなかなか強制はできませんが、自分ならすぐにでも実行できることです。 ただし、自分の経験からいっても、…

口は一つ、耳は二つ, なぜ?(2)

(しゃべりたがる理由) どうして人にこのような傾向があるのか、いろいろと調べたり,考えてみたりもしましたが、世界的ロングセラーとなったD・カーネギー著の「人を動かす」が参考になりそうです。 この中で著者はアメリカの第一流の哲学者であり教育家でも…

口は一つ、耳は二つ、なぜ?(1)      

3回シリーズのテーマです。 (しゃべりたがる自分) どうも人間というものは、人の話を聞くよりも、自分でしゃべる事の方に夢中になる性向を持っているようです。 たとえば、職場で休憩時間などにリラックスして同僚たちと談話をしていると、よく話がいろんな方…

 心と身体の関係について(3)

(お互いに影響しあう心の状態) 犬は飼い主に似るとはよくいわれることです。 長年いっしょにいると飼い主の精神状態や心の傾向性が犬に影響し、その結果、雰囲気や外見が似てくるのでしょう。 私も以前、18年余り柴犬を飼っていたことがありますが、散歩をさせ…

心と身体の関係について(2)

(病気の原因の大半は心の状態) 病気とは気の病と書きます。「病は気から」ともよくいわれます。しかし、すべての病気がそうであるとはいえないようです。 たとえば、物理的な外部要因によるケガとかウイルスによる病気は別です。ただ、ケガやウイルスによる…

「心と身体の関係について(1)」

3回シリーズです。 (心の傾向性が身体に顕在化してくる) 良い心も悪い心も長年の心の傾向性として持続すると、それが身体に顕在化してくるようです。 四〇歳すぎたら自分の顔に責任を持てとはよくいわれていることです。 年をとった方の中でも、ああ、あの人…

嫉妬心を克服するには(4)

前回まで、いろいろと劣等感とその対処法について述べてきましたが、 次にまとめとして対処法について、自分への戒めの意味も込めて、箇条 書きしてみます。 (1) 挫折したのは目標が一つしかないからではないか。この意味では 目標は複数持った方がよい。…

嫉妬心を克服するには(3)

この「自己の重要感に対する欲求」がある限り、通常の状態では、他人への評価が自分より高ければ、この嫉妬心と言う感情が、自然発生的に生じるであろうことは、容易に想像がつきます。 通常の状態というのは、自分とその比較される他人とが、自分から見て、才…

嫉妬心を克服するには(2)

人にはなぜ、このような嫉妬しやすい傾向があるのでしょうか? いろいろと調べたり、考えてみたりもしましたが、世界的ロングセラーとなったD・カーネギー著の「人を動かす」が参考になりそうです。 この中でD・カーネギーはアメリカの第一流の哲学者であり、…

嫉妬心を克服するには(1)

これは大きく且つ難しい問題です。嫉妬心というものは程度の差はあれ、誰にでも起きるものであり、古今東西を問わず、これがもとで争いが絶えませんでした。それは個人レベルでも、国レベルでもあります。 典型的なものには男女間の嫉妬心があり、これは自分…